世界理学療法学会(World Physiotherapy Congress 2025)で学会発表します。
このたび、株式会社デジリハは2025年5月30日(金)に東京国際フォーラムで開催される世界理学療法学会にて、デジリハの研究アドバイザーでもある楠本 泰士氏が研究成果を発表いたします。
さらに、会期中の5月29日(水)~31日(土)の3日間、ブースも出展いたします。ご来場の皆様は、ぜひセッション、ブースにお立ち寄りください。
学会発表の概要
対象
学習や学校生活に困難を抱えるが、神経発達症の診断はない通級在籍児童4名(8~10歳)
研究方法
2023年10月~2024年3月の約6か月間、週1~2回・1回10~15分、視線入力センサー(Tobii Eye Tracker)を用いた眼球運動を用いたゲーミフィケーションアプリ(デジリハ社製)を学校で行う。介入前後に眼球運動検査、子どもの強さと困難さを評価するSDQ(Strengths and Difficulties Questionnaire)、視機能に関連する生活上の困難さを評価するVSPCL(Vision-related Symptom and Performance Checklist)、注意機能評価TMT-A(Trail Making Test)を用いて評価を行った。
研究結果
固視の左右差や空間認識、読み書き関連の視活動に改善が見られた児が複数いた。注意機能評価(TMT-A)では2名が探索時間の短縮を示し、1名は情緒や仲間関係の改善も認められた。
まとめ
学校生活内での定期的な視線入力ゲームの実施により、視機能や注意機能、社会性などの改善が一部児童に認められた。眼球運動を促す介入は、診断の有無に関わらず困難を抱える児童への新たな支援手段となり得る。
学会発表のご案内
5月30日(金)13:30 – 14:30
セッション
Printed poster presentations (PO-201)
発表者
福島県立医科大学 楠本 泰士氏
(理学療法士/保健科学部理学療法学科 准教授)
会場
東京国際フォーラム B5ロビー
デジリハブースのご案内
出展期間
5月29日(木)9:00~16:00
5月30日(金)8:00~17:30
5月31日(土)8:00~15:30